引越しは季節によって業者の忙しさが変わってきます。
業者が忙しいシーズンは一般的に「繁忙期」と呼ばれ、引越しの需要が高まる時期です。
この繁忙期シーズンに引越しをする場合は、いくつか注意しておきたい点があります。
そこで、この記事では繁忙期シーズンに引っ越す際に気を付けるべきポイントや、引越し時のコツについて紹介します。
引っ越しの繁忙期シーズンとはいつごろ?
一般的に引越しの繁忙期シーズンは3~4月ごろです。
これは、卒業・入学シーズンの学生や就職・転職をする社会人など、新生活をスタートさせる人が多いことが大きな理由です。
新生活を始めるにあたり引越しをする人が増え、引越し業者は繁忙期シーズンとなります。
繁忙期の引越しで気を付けるべき2つのポイント
繁忙期に引越しをする場合、注意すべきポイントが2つあります。
1つ目は「料金が高くなる」ことです。
業者ごとに抱えているトラックや作業スタッフの数はある程度決まっています。
引越しの需要が下がる閑散期は料金が安く、反対に需要の高まる繁忙期は料金が高くなることが一般的です。
想像以上に引越し料金が高くなってしまうことがあるため、注意しましょう。
2つ目は「予約が取りにくい」ことです。
繁忙期は多くの人が引越し依頼を行うため、そのぶん業者のスケジュールも埋まりやすくなっています。
繁忙期は自身が希望する日程でなかなか予約が取れない可能性があることを、念頭に置く必要があるでしょう。
繁忙期に引越しをするときのコツ
繁忙期の引越しを成功させるためには、いくつかコツがあります。
具体的なコツとしては、以下の6つが挙げられます。
1つ目「早めに引越しの申込みを済ませる」
繁忙期に入ってから「ゆっくり予約を取れば良い」と考えていると、早いうちに予約が埋まってしまう可能性があります。
すると、自分の希望日に引越しができなくなるおそれがあるため、注意が必要です。
引越しのスケジュールはなるべく早めに決定し、申込みを済ませておきましょう。
また、引越し業者によっては早期に引越しの申込みを行うことで、料金が安くなる場合があります。
どれくらい前から予約できるのか、スケジュールや料金について事前に調べておくことがおすすめです。
2つ目「月末を避ける」
賃貸物件の更新時期などの関係から、特に月末の引越しを希望する人が多くみられます。
その需要を加味し、月末の引越し料金は高く設定されているケースが多いのです。
反対に、月の中頃は料金が安く設定されている傾向にあります。
やむを得ない事情がある場合を除き、料金をなるべく安く抑えるためには月末を避けると良いでしょう。
3つ目「平日を指定する」
繁忙期のなかでも、特に土日などは予約が集中しやすい傾向にあります。平日を指定することで料金を安く抑えやすくなるでしょう。
4つ目「仏滅や赤口を狙う」
引越しの際はお日柄や六曜を気にする人も多く、縁起が良いとされる大安の日は人気があります。
そのため、大安の日は割引が適用されなかったり、予約が取りにくかったりする傾向にあるのです。
お日柄や六曜に強いこだわりがなければ、仏滅や赤口などを狙うと予約を取りやすくなるでしょう。
5つ目「作業時間帯を指定しない」
引越し業者によっては、作業時間帯を指定しないことで料金が割安になるプランを用意しているところもあります。このようなプランを選べば、繁忙期でも料金を安く抑えやすくなるでしょう。
ただし、フリープランの場合は夕方から作業がスタートすることもあります。
また、当日中に何件も引越し作業を行っている場合、スタッフが疲弊しており作業効率が下がる可能性もゼロではありません。
午前中に引越しを済ませたい、できるだけ速やかに引越しの作業を終わらせたいなどの希望がある場合は注意しましょう。
6つ目「地域密着型の業者を選ぶ」
地域密着型の引越し業者は料金が安く設定されているケースが多くみられます。
同市区町村や同都道府県内などの引越しを考えている場合は、まず地域に根付いた引越し業者に相談してみることがおすすめです。
その際は、複数の業者から見積もりをとると良いでしょう。
複数の業者の見積もり内容を比較することで、より無駄がなく納得のいく選択ができます。
ポイントを押さえて繁忙期の引越しを行おう
人事異動や新入学など、繁忙期に引越しをする人は多くいます。
一般的に繁忙期は料金が高くなったり予約が取りにくかったりするため、注意が必要です。
なるべく早い段階で引越しの計画を立て、予約を済ませておくことが大切です。
また、月末や土日、大安の日などを避けることで料金を安く抑えられる可能性があります。
ポイントを押さえて、繁忙期の引越しをスムーズに済ませましょう。